数々の人気商品があるマスターウォール。
その中でもファーストプロダクトとも呼べる「ワイルドウッド」は、1999年の発売以来人気を誇るダイニングテーブルだ。
無垢の天板とスチールの脚。無垢の重厚感を感じることができる。
シンプルかつ普遍的なデザインを特徴とし、直線的ですっきりとしたフォルムは 「プリミティブ・モダン」と呼ばれている。

「ブランドステートメントと言えばいいでしょうか。
”100年後のアンティーク家具”をコンセプトに、私たちの家具はつくられています。
マスターウォールというブランドが出来た時からの付き合いですが、その意志はブレることなく、ここまで歩んできています」 と、取締役の後藤さん。

ファストアイテムのような家具ではなく、100年後も愛される家具。
そのつくりには「一貫性」を感じる。

「家具を購入するタイミングって、人生を考えるとそこまで頻繁にあるものではない。
住宅を購入する際や、子ども達の学習机や、結婚などファッションのように 気分で変えるものでもない。
それであれば、購入いただける方の人生を一緒に歩めるものをご提案したい、
社員全員がマスターウォールをつくる時、そう思ったんです」

マスターウォールの家具は、1本の木からそれぞれの部位に合わせ、木取り・加工しつくられている。
だからどの製品も、木目や表情が異なる。
世界に1つだけのモノが生まれる。 年月とともに日に焼け、傷や汚れも味になっていく。
使い込むほどに風合いが増し、愛着が深まっていくのだ。
まさに、あなたの人生をともに歩んでいくにふさわしい家具と呼べる。

そして、引き継がれるのは、家具だけではない。
マスターウォールの熟練技師の匠の技と、想いは いま若手の職人にバトンが渡されている。
家具としてお客様に愛させる普遍的なデザインと制作を踏襲し、一方で、販売当初から購入者を裏切らない不変的な信頼は、ここで活躍している「人」によって確立されているのだ。

同じことをただ継続しているのではない。
「初志貫徹」「原点回帰」を礎に絶えず変化を恐れず進化している、ものづくりの意思を私たちは、岡山で見た。

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