北欧デザインと日本デザインの融合。普遍性を感じる家具
朝日木材加工を代表する家具ラインナップ「BRIDGE」が誕生したのは、今から約20年前。
2003年のこと。
きっかけは、デンマークの展示会での一人の男との出会い。
のちに「BRIDGE」のデザイナーとなるハンス・S・ヤコブセンとの出会いだ。
当時、朝日木材加工は北欧デザインを強く意識しており、
北欧デザインで、マーケットに打って出ようと考えていた矢先だった。
コペンハーゲンにいたハンス・S・ヤコブセンからの熱意ある提案に、
朝日木材加工の専務をはじめ、スタッフ一同がシンパシーを受けた。
「デンマークの家具は、日本の伝統的な家具デザインに通じるところがあります。
シンプルで、普遍的。
そして子から孫へと継承できるデザインです。」
そんなデザインに、朝日木材加工も惹かれた。
ハンス・S・ヤコブセンのデザインは、ミニマルで美しさと機能性を兼ね備えている。
今ではデンマークのデザイン界の中で、短期間で名声を得たデザイナーの一人と呼ばれている。
この20年をかけて「BRIDGE」は、フラッグシップモデルにまで成長をしてきた。
全国展開をし、現在ではヨーロッパにもその販路は拡大をしている。
木のぬくもりを感じる穏やかな空間に、「BRIDGE」は非常にマッチするアイテムだ。
チェア一つとっても肘掛けの緩やかな曲線と、その肌触りは実に心地よい。
「一つ一つの工程を、そして一台一台を丁寧につくらせていただいています。
ご使用されるお客様のことを思い、座面の張りや木の艶を出すオイルの塗りにも気を使っていますね。」
「BRIDGE」のアイテムには、その一つ一つにシリアルナンバーが刻印されている。
デザインだけでなく、その作り手にもクラフトマンシップが宿っている。
デンマークと日本の作り手のプライドがここにあるのだ。
「愛される家具をこれからもご提供できればと思います。
それは新品だけでなく、リペアも。
これからの時代は、ものを今以上に大切にする時代です。
購入いただき、それを直せる環境を
作ることも私たちの使命だと感じています。」
朝日木材加工の技術、想いの継承も、ベテランから若手にバトンが渡されている。
商品も人も信頼されるクラフトマンの姿を、私たちはここ、豊橋にみた。
1963年デンマーク生まれ。日本で多くのキャリアをもつ親日家でもある。
帰国後に故ナンナ・ディッツェルのスタジオで活動。デンマークの若手工業デザイナーのなかでもとりわけ才能と妥協を許さないクラフツマンシップを持ち、現在、北欧の有力メーカーで工業デザインを手がける。完全なるミニマルデザインは彼のトレードマークともいえ、美しさと機能性溢れるプロダクトを追求する彼のアプローチは細部に至るまで際立っている。
今回の特集で紹介した主な商品
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