老舗という歴史に寄りかからない 柔軟なアイデアと、丈夫なアイテム
レグナテックの家具への考え方は、自由だ。
「諸富」「大川」と言えば知る人ぞ知る、
老舗家具店が並ぶ、いわば家具の宝庫。
歴史をもつ老舗であれば、伝統というものは誇りであり、後を継ぐものであれば
どこか重圧を感じる。重みのあるものだ。しかし、
「うちは社長が非常に自由な発想を持っています。セオリーとはかけ離れた考え方ですね。
この工法以外あり得ないと思っていたものでも、都度工法を変えてより良く進化を果たしています。」
レグナテックも歴史を語れば長い。すでに創業から60年近くを経ている。
会社の初期、先代の時代は、どちらか言えば大量生産の時代。
ブランドと呼べるブランドはまだ生まれていなかった。
レグナテックを代表するブランドが誕生したのは平成元年のこと。
今から35年前のことだ。
名前は「CLASSE(クラッセ)」
優雅な家具であり、家具のクラス(階級)でも
最上位のものづくり姿勢を示したブランド。
現代のライフスタイルに合わせた無垢を使った特徴的な家具だ。
シンプルで飽きのこない、それでいてインテリアとして空間にマッチする。
今では国内(北海道〜沖縄)だけではなく、海外へも展開を行っている。
また2017年から平田椅子製作所と立ち上げたブランド「ARIAKE」は今年(2023)、
世界的なデザインの賞「エル・デコ インターナショナル デザインアワード2023」の
ベッド・寝具部門でグランプリを受賞した。
今では当たり前になっているが、
その当初諸富大川圏内で海外取引をしているところは多くはなくレグナテックは、
間違いなくその先駆け。ここにも企業の挑戦のスタンスが滲み出ている。
「形やデザインは、もしかしたら真似できる会社が出てくるかもしれません。
でも商品のつくり、例えば普段は目にしない商品の裏も手を抜かず化粧をしていく。
塗装にしても塗り手で、その出来栄えは全く違ってきます。そんな細部は
決して真似できないし、させない、そんな想いで向き合っています。」
レグナテックの技術は今の匠から、若手に引き継がれようとしている。
今後、つぎつぎとアイデアに溢れる家具がここから生まれる。そんな期待をしてやまない。
今回の特集で紹介した主な商品
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